神現場
私が記憶している神現場について書こうと思います。
先日のふるさとイッチー祭りでのSKEさんとのコラボの感想や興奮が、TLやご本人達のツイートやブログからも伝わってきたので、私はとある現場のことを思い出しました。
それは、映画「燐寸少女」の先行上映アエルムービーイベントです。
2016年5月開催。
当時SKE48所属、佐藤すみれちゃん主演の映画で、ボイメンからは小林、本田が参加しています。
アエルムービーというのは、ざっくり言うと、その先行上映を通じて、演じた本人達に会えちゃうよ!という、先行上映イベントとしては割と普通のことなのですが、そこをあえて強調したイベントでした。
東京、名古屋で開催され、私は東京の2日間に参加しました。
初日は佐藤すみれちゃんが不在で、2日目のみ参加でした。
2日間、計6回の上映が行われたのですが、上映と併せて行われる内容が、それぞれ違うものが企画されていました。
しかし実際、中身はすごく充実していました。
フォトセッション、ロリータファッションショー等、映画から飛び出したそこでしか味わえないような企画ばかり。
退場時にも全員お見送りハイタッチつきでしたし、それも流れ作業ではなくて、全員と一言は交わせるような余裕がありました。
特に私が記憶しているのは、2日目の初回。
佐藤すみれちゃんが初登壇した回のことです。
すみれちゃんが登壇すると、すみれちゃんファンの男性たちから歓声が上がります。
それを見てすみれちゃんは、「恥ずかしい!」と制します。
ボイメン、特に推しの現場では経験のないことなので、少し驚きました。
登壇者が多いから、自分のファンが目立つことを恥ずかしいと感じたのかもしれません。
あるいは、熱心なファンがいることで、その場で自分だけが浮いてしまうことを懸念したのかも知れません。
まだこの時点ではボイメンオタクの存在は未知数でしたから…。
「誰もが恋するお人形♡」
そう名乗るすみれちゃんのかわいさに、私は一瞬にしてメロメロになりました。
そして、推しの自己紹介のターンがやってきます。
「誰もが恋するお人形〜♡」
や、やりおったーー!!!!!
当然、小林のオタク達は拍手喝采。
いやでもさすがにそれは…いいの……?とハラハラしていると、推しはそれをさらに全員にやるように促します。
さすが…!!!
そうやっていくうちに、すみれちゃんが少しずつ、会場にいるボイメンオタクのノリの良さに気付いていったようでした。
「あいらぶ!」
\ゆーらぶ!/
「ゆーちゃむでーっす!!」
我々にとって既に慣れ親しんだこのコールの盛り上がりに、面食らう一同。
しかしこれで、推しに沸くオタクたちが、決して異質なものではないことが伝わったのではないかと思います。
その後、すみれちゃんがファンを制することはありませんでしたし、むしろゆーちゃむはすみれちゃんのファンからも声援を得ようと煽る、煽る。
しまいには、最後に我々オタクを差し出します。笑
推しがすみれちゃんを促すと、すみれちゃんは戸惑いながらも
「あいらぶー??」
もちろん全力で応えました。
\ゆーーらぶーーー!!/
「すーちゃむです♡」
ポーズまで真似て、小首を傾げるすみれちゃん。
もうかわいい!!かわいい!!の雨嵐!!!!
その日初めて佐藤すみれちゃんを目にした私ですら大興奮だったのですから、すみれちゃんファンの皆さんには、新鮮でたまらない瞬間だったのではないでしょうか…。
その後は自然な流れ?で、コール合戦に突入します。
オタクはどちらにもコールするので、ずっと叫びっぱなしなだけなのですが…笑
「ゆたかの愛情〜?」
\たっぷり〜ん!!/
「すみれの愛情〜?」
\たっぷり〜ん!!/
「みんな笑顔でー?」
\にっこり〜ん!/
「お腹が空いて〜?」
\ぺっこり〜ん/
しかし最後は我らが推しです…
「ゆたかの魅力に〜?」
\どっぷりん!!/
突然変わったセクシーな声色と、これまでと傾向の違うネタ、そしてそれに返すオタクに呆気に取られたすみれちゃんの顔が忘れられません。
でも、このコール合戦は本当に本当に楽しくて。
ボイメンとSKEという、果たして同じ現場に混ざって良かったのか、お互い失礼がないか、ヒヤヒヤハラハラしていたのを、あっという間に熱狂の渦に巻いた、小林豊という人の存在を、これほど頼もしく感じたことはありませんでした。
その後のロリータファッションショーでは、推しは日傘を差して登場し、その横ですみれちゃんが「とられたー!」っておこ顔してましたけど、それすらかわいかった。
私は小林のオタクなので、多少美化して記憶しているかもしれません。
すみれちゃんファンの方も万人が受け入れられたわけではなかったかもしれません。
でも、コール合戦であんなにも沸いて熱くなった会場を、私は忘れることができないのです。
ふるさとイッチー祭りには、私は不参加でしたが、大成功の報を聞いて、あの時感じたものが間違いじゃなかったことを実感しました。
共にもっと名古屋を盛り上げていける。
もっと共演するところが見てみたい!!!
これからもたくさんの機会が訪れますように。
そして、できるなら、
私はまたすーちゃむと共演するゆーちゃむが見たい。
思い出話にお付き合いありがとうございましたっ