デッドエンドの思い出
先日、しゅんさんの出演している映画「デッドエンドの思い出」の完成披露上映に参加してきました!
小さなスクリーンでやるんだろうなーくらいに思っていたら、まさかの豊洲10番スクリーン(豊洲で一番大きい)で、しかも先行で落選が出ていると知って、一般を死ぬ気で取って行ってきました!
パッと見、ボイメンのオタクが見当たらない気がした!(実際にはたくさんいたみたいだけど)
上映前挨拶であったため、内容に触れる話題はそれほど多くはなかったけど、ものすごく素敵な挨拶だったので、私は映画を見る前にウルウル来てしまいました。
なんといっても、よしもとばなな先生が風邪を押してご登壇くださって、しかも先生が口にされた言葉の数々が嬉しくて嬉しくて。
書いていたままのイメージの2人。
まさかスヨンに決まるとは思わなくて、撮影が始まっていると知って名古屋に駆けつけたお話や、撮影現場の雰囲気が素晴らしかったとのお言葉。
そして、誰にも好かれる西山(しゅんさんの演じた役名)だけど、表に出さないヤバい面を垣間見せるのが本当に上手い、としゅんさんのお芝居を絶賛されていました。
映画撮影が発表されてすぐに原作を読んでいた私は、正直、これをどう映像化するんだろう?という疑問が拭えませんでした。
小説ならではというか、少しずつ描写が進んでいくにつれ、色々なことが明らかになっていくので、描かれていなければ、それはそこにないものか、或いは存在していても、目に留まることなく意識の外に存在するもの。
映像はそこにあるものをいきなり全て映し出すから、小説のように視界が徐々に広がっていくような感覚は得難い。
小説では具体的に描かれていなかった、物語の舞台となるその街を、あえて「名古屋」と表に出すことで、新幹線の停まる地方都市というだけの表現から、より映像のために実像を得た感じがしました。
物語の鍵となる、車の描き方も、すごく映像的に置き換えられていて、話題に上るより先に、これはもしや?と原作を読んでいると気付ける表現に変わっているのが、映画化を実感することが出来た一面でした。
西山くんを演じるにあたって、どのようなアプローチをしたのか。
舞台挨拶でそのお話が聞けて、私はすごく嬉しかったです。
これまで聞いてきたお話だと、1人コメダに籠って一日台本を読み込んで役作りをする(ダブルミンツ当時)、という、考えて作りこんでいって現場で壊されて完成するのが主だったようなのですが、今回は西山くんの人柄を汲んでか、現場のあらゆる方とお話をして、楽しい空気を作って、それが映画の中の役にも滲み出るようなアプローチに変えた、と話していて、思わず「大正解!!!!!」と心の中で膝を打ちました。
そのくだりは、しゅんさんもブログに書いてくれていますね。
これも嬉しかったなあ。
とにかくほんとに西山くんでした。
私はもう少し骨太の骨格のしっかりした、男臭さと無防備な色気の香る姿の男性をイメージしていたんですけど、しゅんさんの演じる西山くんは、線が細めで、身綺麗でしなやかで、想像よりも抱えている暗闇に近い、西山くんでした…。
もうその暗闇との近さこそ、田中俊介〜〜!!!って叫びたくなるような良さが詰まっています!!!!!
雰囲気としては、やはり巨大スクリーンよりも、ミニシアターで観たい気持ちが強いので、本公開が今から楽しみです!
武蔵野館はもちろん、スコーレに観に行くチャンスがあるといいなあー!
以前、特典会で原作を読んだら感想を言いに行く約束をしたんですが、果たせずじまいで…
推しと握手会列が隣合っていなければ会いに行きたいのですが……どうなるかなあ( ´・ω・`)
折を見て田中列に並びに行きたいものです!!